映画 フロンティア 感想(ネタバレ考察)想像力がなければ愛にも気づけないと教えてくれた映画

舞台はロシアの開発地区。
不動産開発の途中で、
世界大戦時の遺跡が見つかり、
そこで事故が起きてタイムスリップしてしまう話。

今回は、
想像力がなければ
愛にも気づけないと教えてくれた映画
「フロンティア」について。

主人公は、バリバリの
不動産デベロッパーで、
金の亡者。

開発途中に、遺跡が出ても、
かまわず工事続行を指示。

自分と関係するかもしれない
遺骸が出てきても、
かまわず工事続行を指示。

という具合に、ある意味でぶれない。

けれど、本当の愛を知らず、
事故で昏睡状態に陥っても
誰も見舞いにくる人もいない。

その主人公が、
陥落しかけたベニングラードに
タイムスリップする。

塹壕の中で砲弾と
銃撃にさらされ、目の前で、
どんどん人が死んでいくのだが、
主人公は、まぁ関心がない。

自分のことしか考えていないから、
人が撃たれようが、
吹き飛ばされようが
とことん無関心。

その彼が、現代と過去を
行ったり来たりする中で、
自分の出生の秘密を知っていく。

主人公は、
自分の祖父にあたる人物を発見し、
祖父の勇姿を目にする。

そのことで、主人公は、
自分は孤独ではなく、
連面と続いている生命の糸と
つながっていることを意識する。

その意識こそが、
愛そのものなんだと思う。

主人公のように
タイムスリップして、
先祖の勇姿を見ることは
ほとんどの人は無理だろう。

けれど、自分が存在しているのは、
確実にご先祖様がいたお陰なのは
間違いない。

そして、それは
そのまま愛のつらなりでもある
ことに気づかされる。

誰ともつながれず、
愛されず、孤独を感じるような時、
愛のつらなりの先に自分がいることを
再確認するために
またこの映画を観てみようと思う。

by カエレバ