映画 レディ・ガイ 感想(ネタバレ考察)復讐を通して自分がすでに持っている才能や能力について考えされた映画

舞台は、どこという具体的な話は
ストーリーにあまり関係ないけれど、
ラスベガスが出てくるので、その周辺。

殺し屋が、ターゲットの親族の
復讐を受けて、性転換手術を
施され、逆に復讐心に燃えるお話。

今回は、
復讐を通して自分がすでに持っている
才能や能力について考えされた映画
「レディ・ガイ」について。

DVDのパッケージや予告編が
醸し出す雰囲気

そして、出演者が
エイリアンに出ている
シガニー・ウィーバー。
ワイルドスピードの
ミシェル・ロドリゲス。

監督が、ウォルター・ヒル
ということで、
かなり激しいアクションを
想像していた。

けれど、実際は、
マッドドクターである
レイチェル(シガニー・ウィーバー)が
精神鑑定にかけられて、
別なドクターとの会話を
ひとつの軸として
映画が進行していく。

その会話の中で、
マッドドクターの考える
最高の復讐の形が示される。

それが、
男であることに誇りを持って
殺し屋稼業を営んでいる
フランク(ミシェル・ロドリゲス)を
女にしてしまうことだった。

マッドドクターは、
フランクに
破壊と再生の道を示した
つもりでいたが、

フランクにとっては、
チャンスとは感じられず、
傷つけられたくない、
尊厳が侵され苦しんでいる姿が
映画では描かれている。

なので、
シンプルな
エンターテイメント銃撃戦を
想像していると、
たいぶ趣が違う。

でも、それはそれで良くて、
マッドドクターが、
映画を通して、
あなたが性転換した場合、
あなたはどうなりますか?

という問いを提示してくれている。

それと同時に、ラストで
マッドドクターが、
フランクの復讐を受けて、
命は奪わず、指だけを切り取られた。

その行為は、
最高の外科医という
実績とプライドにとっては、
本当に傷つけられたくないもの
だったろうと思う。

それぞれの主人公が、
傷つけれたくないものを
傷つけられて苦しむ姿は、

観ているものに、
あなたは何を傷つけられたら、
最高の復讐に感じますか?
という問いでもある。

だから、
自分には才能がないとか、
能力がないとか、
なんにもないと、
無力感にさいなまれるような時は、

失って苦しむものを
現在持っているということに
気づかせてくるこの映画を、
また観てみようと思う。

by カエレバ