映画 世界の果てまでヒャッハー! 感想 (ネタバレ考察)生き方は日常に出ると教えてくれた映画

舞台はブラジル。
プロポーズ直前に、
トラブルに巻き込まれていく話

生き方は日常に出ると教えてくれた映画
「世界の果てまでヒャッハー!」について。

シティハンターのフランス版が
個人的に気になっている。
その監督が作ったのが、今回の映画。

ライアン・ゴズリングに
似ているような似ていないような、
やっぱ似てないか
というような主人公が災難にあう、
典型的なドタバタコメディなのだが、

要所要所で、風刺が効いていたり、
劇中劇のように、
POVをうまく組み込んでいたりして、
無駄に凝っている。

この無駄な凝り具合が、
シティハンターに
どういかされているのか非常に楽しみ。

それはそれでおいておいて、
生き方について考えさせられる面もあった。

主人公と婚約者は、
友人を引き連れ、
婚約者の父が経営するホテルに
遊びにいく。

そのホテルは、
自然をコンセプトにしたホテルで、
エコホテルとして
経営されていた。

主人公の友人が、
「エコビジネスは成長していますね」
みたいなことを言う。

すると、婚約者の父は
「エコはビジネスではなく生き方だ」
と言っていた。

儲かるから、成長しているから
という理由で取り組むよりも、
生き方として選択している方が、
困難に強いだろう。

私自身はそう思うけれど、
劇中では、婚約者の父は、
口ではそう言いながら、

ホテルの産業廃棄物を、
森に捨てているというのは
皮肉としか言えない。

だからと言って、
その言葉自体に意味がないかと言えば、
そうとは言えない。

それはGoProの撮っていた映像での
主人公の振る舞いから感じられる。

とにかく、主人公と友人たちは、
蜘蛛に噛まれたり、
原住民に追われたり
災難に見舞われるのだが、
主人公のちょっとした行動に、
やさしさが読み取れる。

最終的には、
小型セスナが墜落寸前になり、
パラシュートを使うことになった時、

壊れていないパラシュートを
人に譲り、壊れたパラシュートを
自分で使っていた。

人は逆境の時に、
本性が見えると言うことがある。

この映画をみると、
本性というか、
その人の「生き方」がでるんじゃ
ないかと感じる。

災難に見舞われることで、
普段はしない選択をする場面が増える。

例えば、ナマケモノを
つれていくかいかないかとか
日常で判断する機会はそうない。

それでも主人公は、
変わらずやさしい。

たとえ、災難だろうと
日常だろうと、
ベースにあるジャッジの基準は
「生き方」そのもの。

日頃できていないことが、
災難の時にはできない。

逆に言うと、
災難こそ日頃の「生き方」を
問われる出来事なのだ。

この映画は、
主人公の「生き方」に触れられる。

順風だからとか逆境だからと
行動をコロコロと変えて
表面上やさしく見せるのではなく、
根底がやさしい。

そのことに、GoProの映像をみた婚約者が、
徐々に気づき、その生き方に惚れ直していた。

これでもか!という災難を
主人公たちに体験させることで、
日頃の生き方の大切さを
説いているに違いない。

自分の理想とする生き方を
諦めて、自堕落に
過ごしていまうような時に、

この映画を観て、
気分を入れ換えて、
自分の生き方を問い直す
きっかけにしようと思う。